物流ロボットメーカーのSEO支援事例|6ヶ月で検索表示回数を約2.2倍に拡大

SEO対策

この記事のポイント

物流ロボットメーカー様に対し、SEO net がコンテンツSEO・テクニカルSEO・運用伴走をワンストップで6ヶ月提供。月間検索表示回数を約4,000回から約8,900回(約2.2倍)まで拡大し、自社サイトのオーガニック流入基盤を強化しました。本事例では、独自切り口の記事設計、ロングテールから攻めるキーワード戦略、運用テンプレートによるインハウス化支援といったBtoB向けに再現性の高いプロセスを紹介します。

物流ロボットメーカーのSEO支援事例|6ヶ月で検索表示回数を約2.2倍に拡大

物流ロボットメーカー様(事業主体)と、そのマーケティングパートナー企業様(マーケティング主体)に対し、SEO net が6ヶ月にわたる総合SEOコンサルティングを提供した事例です。物流業界・製造業向けのBtoBオウンドメディアを対象に、コンテンツSEO・テクニカルSEO・運用支援をワンストップで実施しました。

検索表示回数は約4,000回から約8,900回(約2.2倍)まで成長し、ホームページや製品カタログページへの流入も改善。中長期で機能する自然検索チャネルの土台を構築しました。

本事例のサマリー

  • 支援期間6ヶ月、投入工数145時間で総合SEO支援を実施
  • 月間検索表示回数を約4,000回 → 約8,903回(約2.2倍)まで拡大
  • ロングテールキーワードと独自切り口の組み合わせで競合の濃い領域に切り込み
  • 運用テンプレート・マニュアル整備によりインハウス化を支援

案件概要

本案件は、物流ロボットを開発・販売する事業会社様(以下「事業主体」)と、当該企業のマーケティング機能を担うパートナー企業様(以下「マーケティング主体」)に対する、6ヶ月間の総合SEOコンサルティングです。SEO net は、マーケティング主体と直接コミュニケーションを取りながら、事業主体のオウンドメディアの検索流入改善を支援しました。

項目内容
業種・業界物流ロボット/製造業(物流DX領域)
ターゲット顧客層物流ロボット導入を検討する物流業界・製造業の担当者様
支援期間2024年12月 〜 2025年5月(6ヶ月)
投入工数145時間(営業・分析・コンテンツ制作・運用・レポートを含む)
役割総合SEOコンサルティング(戦略策定・実行支援・運用伴走)
体制SEO net(実行)/マーケティング主体(事業側との橋渡し)/事業主体(意思決定)

支援前の課題

支援開始時点でクライアント様が抱えていた課題は、以下のように整理できました。

  • 自然検索からの流入が伸び悩み、月間お問い合わせ数が一定の水準で頭打ちになっていた
  • 物流ロボットという技術的かつ専門性の高い領域で、自社の強み・製品ベネフィットを検索ユーザーに届けきれていなかった
  • SEOの全体戦略やキーワード設計が体系化されておらず、コンテンツ制作の意思決定基準が属人的になっていた
  • 社内にSEO運用ノウハウが十分に蓄積されておらず、施策の継続性に不安があった

物流ロボット領域は、専門用語が多く、購買検討者の知識レベルにも幅があるBtoBマーケットです。検索ボリュームの大きいビッグキーワードは大手メディアや競合企業のオウンドメディアが優位に立っており、正攻法で挑むだけでは短期での成果が出にくい構造でした。

SEO net が提供した支援内容

「短期の数値だけを追わない、6ヶ月後・12ヶ月後にも資産として残るオウンドメディアを構築する」ことを基本方針に据え、以下の4領域でSEO支援を提供しました。

1

初期分析・戦略設計

自社製品・自社サイトと競合製品・競合サイトの分析、検索ターゲット層の言語化、差別化軸の整理を実施。物流業界・製造業の検索行動を踏まえたコンテンツ戦略を策定。

2

キーワード設計とコンテンツ計画

ボリュームの大きいビッグキーワードに正面から挑むのではなく、検討段階・課題段階のロングテールキーワードを軸にコンテンツマップを構築。独自切り口で勝てるテーマを優先。

3

コンテンツSEOの実行

SEO記事の設計・執筆・編集・入稿、既存記事のリライトを継続的に実施。月次の定例MTGで仮説検証を回し、勝ち筋のテーマに集中投下。

4

運用伴走とインハウス化支援

テクニカルSEOの内部分析、SEOレポートの作成、ライター向けの記事テンプレートとSEO対策マニュアルの整備により、社内に運用ノウハウを残す形で支援。

採用した主な施策・業務

  • SEO運用支援:キーワード順位の数値モニタリング、効果分析・施策提案、SEOレポート作成、定例会・各種ミーティング参加
  • コンテンツSEO:キーワード調査・選定、SEO改善戦略策定、SEO記事の設計・執筆・入稿、編集、リライト
  • テクニカルSEO:SEO内部対策の分析と改善ポイントの整理
  • その他:自社/競合製品・サイトの分析、ターゲット層の選定、差別化軸の設計、SEO業務効率化(テンプレート・マニュアル整備)

活用したツール

主要なSEOツールとして、Googleサーチコンソール、Rank Tracker、パスカル、ラッコキーワードを使い分け、定量モニタリングとキーワード設計を体系化しました。記事の視認性を高めるため、Adobe Stockのライセンス画像も組み合わせています。

成果ハイライト

支援期間を通じて、最も大きく改善したのが**自然検索における露出量(検索表示回数)**です。

約2.2倍
月間検索表示回数(拡大率)
約4,000回
支援前の月間検索表示回数
約8,903回
支援後の月間検索表示回数
6ヶ月
支援期間

主要KPIの推移

数値モニタリングは、Googleサーチコンソールおよびサイト解析ツールを用いて毎月実施しました。代表的な数値の推移は以下の通りです。

指標支援開始時点(2024年12月)支援後(2025年4月時点)変化
月間検索表示回数約4,000回約8,903回約2.2倍
ホームページのアクセス約2,600回約3,710回約1.4倍
製品カタログ関連ページのアクセス約162回約216回約1.3倍

検索結果での露出が大きく拡大したことで、ブランド名・製品名以外の一般キーワードからの新規接点が生まれ、これまでリーチできていなかった検討初期層への認知が広がりました。

成功要因①:独自切り口のコンテンツが上位表示を獲得

物流業界の社会的トピックを切り口にした記事は、検索ニーズと自社の専門性が交差する領域で大きな成果を上げました。汎用的な解説記事に留めず、業界の構造的課題を踏まえた独自視点を加えることで、競合の濃いキーワード群でも上位表示を獲得できました。

勝ち筋になった戦略

「物流2024年問題」のような業界横断の社会的テーマを取り上げ、自社製品の強みと自然に接続できる切り口で記事化したコンテンツが、検索表示回数の拡大を牽引しました。BtoB領域では、汎用的な情報をなぞるだけでなく、業界課題を一段深く踏み込んで言語化できるかが順位を分ける要因になります。

成功要因②:ロングテールキーワードからの積み上げ

ビッグキーワード一本勝負ではなく、検討段階・課題段階のロングテールキーワードから攻める設計としました。検索ボリュームが小さくても、購買検討に近い層が確実に流入するキーワードを起点に置き、関連トピックを束ねる形でサイト全体の評価を高めていく方針です。

  • 競合が手薄な検討フェーズのクエリを起点に記事化
  • 関連キーワードでサイト内のトピックを連結し、内部リンクで評価を伝播
  • 結果が出たテーマには追加記事・リライトでさらに投資を集中

成功要因③:毎週の定例MTGによる運用リズム

事業主体・マーケティング主体・SEO net の3者間で、ほぼ毎週の定例MTGを実施しました。短いサイクルで仮説と数値を共有することで、施策の意思決定が早まり、勝ち筋に集中投下しやすい運用体制を維持できました。

成功要因④:テンプレート・マニュアル整備による再現性確保

属人化を避けるため、ライター向けの記事テンプレートとSEO対策マニュアルを整備し、ナレッジを社内に残せる形で運用しました。SEO net 撤退後も自社で運用を継続できる「インハウス化を前提とした支援設計」を当初から組み込んでいます。

案件を通じた取り組みの特徴

本事例で特に力を入れた点は、次の3つです。

支援設計のポイント

  • 短期スコアではなく『資産になるオウンドメディア』を作る前提で設計
  • 業界の社会的課題を入口にした独自切り口で、競合と差別化
  • テンプレート・マニュアル整備で、社内にSEO運用ノウハウを残す

物流ロボットや製造DXのような専門性の高いBtoB領域では、施策がコンテンツの量産に偏ると、製品ベネフィットが伝わらないまま流入だけが増えてしまうリスクがあります。本案件では、業界知識のキャッチアップに初期工数を厚く配分し、検索ユーザーが本当に知りたい情報と自社の強みが接続するテーマ設計を最優先しました。

クライアント・コミュニケーション

支援期間中のコミュニケーションは、定例MTG(ほぼ毎週)と Slack を中心に運用しました。レポートは四半期ごとに提出し、KPIの進捗・施策の効果検証・次四半期の重点テーマを構造化してお伝えしました。

  • 週次:戦略・施策・記事制作の進捗共有、数値レビュー、優先順位の調整
  • 都度:Slack 上での質問・相談・レビュー対応
  • 四半期:定量レポート提出と次フェーズ計画のすり合わせ

オフラインでも複数回お会いする機会をいただき、長期的な伴走パートナーとして関係性を築けたことも、本案件の取り組みやすさにつながりました。

こんな企業様におすすめできる支援です

本事例で取り組んだような6ヶ月の総合SEO支援は、特に以下のような状況の企業様と相性が良いと考えています。

  • 製造業・物流業・BtoB SaaS など、専門性の高い製品・サービスを扱っている
  • 自然検索からのリード獲得チャネルを中長期で構築したい
  • 自社製品の強みを言語化しきれず、コンテンツ制作の打ち手が定まらない
  • SEO運用ノウハウを社内に蓄積し、いずれインハウス化したい

短期の数値ハックではなく、6ヶ月・12ヶ月後にも残る検索流入チャネルを構築したい企業様のご支援を得意としています。

本事例のまとめ

物流ロボットメーカー様への6ヶ月の総合SEO支援により、月間検索表示回数を約4,000回から約8,903回(約2.2倍)まで拡大しました。独自切り口の記事設計、ロングテールキーワード起点の積み上げ、運用テンプレート整備によるインハウス化支援を組み合わせ、専門性の高いBtoB領域でも再現性のある成果を実現できる体制を整えています。

同様の課題でお悩みの方へ

「自社のSEOでも、同じような成果を出せるのか相談してみたい」とお考えの場合は、お気軽にご相談ください。貴社の事業内容・現状の数値・目標を踏まえ、6ヶ月後・12ヶ月後を見据えたSEO戦略をご提案いたします。

執筆者

大野 浩史
大野 浩史

SEO net 代表/編集長

海外メディア企業でSEOエディター・マーケターとして従事後、独立。現在は複数メディアの運営と並行し、BtoB企業向けにSEOコンサルティングを提供。内部対策・コンテンツ設計・サイト構造改善を軸に、AI活用や自動化も取り入れ、リード獲得につながる実務支援を行っている。

監修者

大野 浩史
大野 浩史

SEO net 代表/編集長

海外メディア企業でSEOエディター・マーケターとして従事後、独立。現在は複数メディアの運営と並行し、BtoB企業向けにSEOコンサルティングを提供。内部対策・コンテンツ設計・サイト構造改善を軸に、AI活用や自動化も取り入れ、リード獲得につながる実務支援を行っている。

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